猛島神社で七草粥を振る舞う伝統行事

本日1月7日、七草の日を迎えました。この日は古来より、七草粥を食べて無病息災を祈り、正月のお酒やご馳走で弱った胃腸を整える風習があります。

長崎県島原市 猛島神社では、毎年行われる恒例行事として、約40年以上前から参拝者には七草粥が振る舞われています。温かいお粥は、冷えた体を優しく温め、家族の健康を願う心温まるひとときを提供します。

この日、寒さが厳しい中にもかかわらず、多くの地域住民が参拝に訪れてくださいました。

社会福祉法人 悠久会との繋がり

社会福祉法人 悠久会は、かつて猛島神社の宮司を務めた寺田猛氏が、知的障がいのある人々に「明日への幸せと生きがい」を提供し、地域社会に貢献するという強い信念のもと設立されました。

現在もその精神は受け継がれ、七草の日をはじめとする地域住民や子どもたちが集う神社の行事では、悠久会の職員が地域貢献活動として積極的に参加しています。

年末年始に必要な「しめ縄」や「門松」の準備、お焚火の管理などを、悠久会が運営する就労支援B型事業所「きらり作業所」の利用者さん方々と共に行っており、こうした地域行事への参加は、利用者の方々と地域社会との接点を作る貴重な機会となっています。地域との交流を通じて、利用者の方々の生きがいや社会参加の促進にも繋がっています。

子どもたちも元気に参拝

今年は、社会福祉法人 悠久会が運営する「たけしま保育園」と「いろは保育園」の子どもたちも猛島神社を訪れました。

たけしま保育園では、神社保育を実践しており、子どもたちは慣れた様子で、上手に二礼二拍手一礼を行い、神様に無病息災を祈りました。参拝後には七草粥を味わい、「あったかくて美味しい」「もっと食べたい」といった元気な声が聞かれました。この光景は地域の未来を担う子どもたちの成長を感じさせ、嬉しい気持ちにさせられます。

また、神社の敷地内ではお焚火も行われ、正月飾りが持ち込まれています。このお焚火は、暖を取るだけでなく、厄除けや魔除けの意味も込められた大切な行事です。参拝者が持ち込んだ正月飾りには燃やせない鈴などの装飾品がついていることもあり、職員が丁寧に外し分別する作業を行っています。

火の番をしながら行事を守り続けることは大変ですが、地域に深く根付いた伝統を未来へと繋ぐため、大切に取り組んでいます。

猛島神社での七草粥の振る舞いは、地域の人々を結びつけ、世代を超えた交流の場となっています。この伝統行事が、これからも地域の人々に愛され続けることを願います。

Sustainable Development Goals

悠久会は、持続可能な開発目標(SDGs)を推進しています。

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この記事を書いた人

悠久会 広報の人

長崎県の島原半島で福祉事業を展開している社会福祉法人です。SDGsの推進及び「福祉×まちづくり」をビジョンに掲げ、福祉課題と社会課題の同時解決を目指しています。
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「全ての人々の心通いあう社会の実現」「ウェルビーイングの向上」を目指します。