インターン体験記 就労支援事業所

福祉学生がきらり作業所に潜入してみた

きらり作業所はどんなところ?

就労継続支援A型・B型と生活介護が併設されている事業所です。作業内容は製袋作業(島原市ゴミ袋製作)、施設外就労(農作業等)、レーザー加工・木工事業(3Dターニングマシン、受託作業(除草・清掃、かんざらしの白玉づくり等)、調理業務(A型)などがあります。
こちらの作業所の就労継続支援B型の工賃は、長崎県の平均工賃よりも高い水準となっています。

 長崎県平均工賃・・・23,053 円/月
 きらり作業所・・・30,420 円/月     (令和5年度 長崎県)

また、利用者さんに楽しく通っていただくために、月に1回レクリエーションも開催しています。ボウリングやショッピング、年に1回旅行もあり、利用者さんの外出の機会の確保につなげています。

インターンで就労体験

今回のインターンで訪問させていただいたのは「きらり作業所」さん。

就労の種類もとても多い中、製袋作業とかんざらしの白玉づくりを体験させてもらいました。ここでは、私が体験した就労の内容をご紹介したいと思います。

製袋作業

【手順】

①ロール状に繋がっているゴミ袋を機械でカットする
②取っ手部分を作る
③数を数える
④重ねた状態で4等分に畳む

片麻痺の方もいらっしゃいました。木の枠を麻痺側に置くことで壁を作り、片手で上手に折りたたんでおられました。

⑤グラムを量ることで枚数が間違っていないかチェックする
 数の大小の判別が難しい利用者さんもおられました。数字の範囲を表に書き出す工夫で、同じ数字を探す作業に変換していました。

⑥外袋に入れる
⑦テープで止める
 テープの長さの目分量が難しい方のためにセロハンテープの台に定規がくっついているものもありました。

⑧梱包

⑦納品

【体験してみて】

重なったゴミ袋は滑るので、きれいに4等分に折るということがとても難しかったです。片手で4等分にしている方も見学しましたが、とても丁寧で私が両手で折ったものの何倍もきれいでした。

かんざらしのしらたま作り
①2gに量る
②丸める(1回目)

③乾燥(5~10分)

④丸める(2回目)
⑤乾燥(1時間くらい)


タッパーに入れて納品

【体験してみて】

1回目の丸める作業では、皺が無いように丸めます。この段階で皺が入ってしまっていると、2回目に丸めるときに粉砕してしまいます。1回目で皺が無いように丸める作業も、2回目の崩れないような力加減もとても難しかったです。慣れている方だと、2つ同時に丸めている方もいました。集中力を保ちながら作業を続けるのは想像以上に大変で、1時間でも疲れました。これを午前と午後、合わせて6時間も行っている利用者さんの集中力と根気には本当に驚かされました。

就労体験を通しての感想

体験する中で、職業指導員の考えた数多くの工夫と、利用者さんの秘められし力を感じました。一人ひとり得意不得意がある中で適材適所の役割分担、人並み以上の集中力や仕事の丁寧さがマッチした結果の就労だなと思いました。そして、そこには職業指導員の知識や柔軟な発想、何度も支援を試みた努力が、縁の下の力持ちとして存在していることを実感しました。

職場のリアル、現場の人に聞いてみた

学生

職員は何人いますか?

支援員

事務員を含めて12人です。
職員1人に対して約2〜3人の利用者さんを担当しています。
また、入所とは違い重度のかたは少なく、比較的自立度の高い利用者さんへの見守り・作業支援が中心です。

学生

就労継続支援B型と生活介護が同じ敷地内にあるようですが、隣接しているからこそのメリットなどはありますか?

支援員

はい、あります。
生活支援員と共同で仕事を行うこともあり、職員同士の距離も近いため、生活支援員との何気ない会話から職業指導のヒントが見えてくることもあります。

学生

就労支援の仕事のやりがいはなんですか?

支援員

正解がない仕事というところですかね。
ベースには障害支援の理論があるのですが、その日その日の利用者さんの調子も違うし、昨日まで上手くいっていた支援が今日はダメだったり、逆に昨日までできなかった支援が突然ピタッとハマったり。
そういう試行錯誤から法則性を見出してオーダーメイドの支援をつくる。そこがおもしろさかと思います。

学生

ぶっちゃけ人間関係はどうですか?

支援員

良好だと思います。
上との距離が近い法人ではあります。
福祉事業所のための球技大会が年に1回あるのですが、希望者のみの練習があります。
理事長もはりきって一緒に練習をしたり、大会に出てます。また、利用者さんとの関係性もとても良いです。
利用者さんが通所してくることで職場の雰囲気がまた一段と明るくなります。

学生

就職に必要な資格はありますか?

支援員

必須資格は普通自動車免許(AT限定可)のみです。入社後の取得でも構いません。
任意資格としては介護福祉士などがありますが、無くても大丈夫です。大学で福祉を学んでいなくても大歓迎です。
当法人には資格取得支援制度がありますので、福祉系の資格は全額補助(一部条件あり)です。未経験者・無資格者でも安心してご応募ください。

学生

送迎は大きい車を運転しないといけませんか?

支援員

運転技術は人それぞれなので、必ず大きい車を運転してもらうということはありません。入職後に相談となります。

~番外編 福祉学生が「むすびす」のおにぎり食べてみた~

きらり作業所へ就労体験へ行った日、昼食は「島原むすびす」でいただきました。こちらのおむすび屋さんも、悠久会さんの事業所の一つだそうで。せっかくなので人生初の食レポに挑戦してみようと思います。

「島原むすびす」とは

おむすびを通して地域とつながる、島原の魅力発信のアンテナショップです。地元の食材を活かしたおむすびを販売しています。
地元企業とのコラボ商品の開発など、食材や商品のPRの場として島原半島の魅力を発信しています。
こちらの事業所は就労継続支援A型で4名の利用者さんが働いています。

「ジオむすび弁当」

島原半島ジオパークに認定されている島原は、火山災害の被害を何度も受けました。その一方で、雲仙岳からの湧水や火山活動によって育まれた肥沃な大地など、その恩恵も大きいそうです。
そんな地域で育った食材にこだわったお弁当が「ジオむすび弁当」です。
カラフルな見た目のかわいいおかずと拳サイズのおにぎりが2つ入っていました。
おいしい野菜の入った副菜3種類に、どれもメインになりそうな主菜が2つも入っていて、かわいい見た目のわりにはボリューミーです。おにぎりもまったく違った味が2種類入っていて、口も飽きないお弁当でした。1つは黒米雑穀、もう1つは「雲仙しまばら鶏」のそぼろでした。お米はお弁当とは思えないほどもちもちです。
つまり何が言いたいかというと、ほんっっっとうにおいしかった!!!!!
このお弁当1箱でかなりお腹いっぱいになりました。

「爆弾」

この写真に映っているおむすびの中で唯一想像のつかない味「爆弾」についても食レポしていきたいと思います。
爆弾の中心には、半熟トロトロの卵が丸々入っていました。そして、その周りを鳥五目が被う形のおにぎりです。この半熟卵が鳥五目に絡まって最強でした。今回、鳥五目だった部分は日によって違うこともあるようで、他のバージョンも食べてみたかったです。絶対おいしいと思います!

人気なおむすびベスト3

せっかくなので、店員さんに人気のおむすびベスト3を聞いてきました。
この記事を見て「むすびす」さんに行かれる方はご参考にどうぞ。
・雲仙ハム
・黒米雑穀
・おかかシリーズ

悠久会で働くと…

今回ご紹介したお弁当とおにぎり、悠久会の従業員はなんと3割引だそうです。
こんなにおいしいものが、社員割引だなんて、それだけで働く動機になる!!
それくらいおいしい昼食でした。

悠久会で働いている人もそうじゃない人も、島原に住んでいる人も住んでいない人も、県外の人だって、人生で1度は食べておいて損はないおいしさでした。(ガチで大げさではないレベル)
以上、福祉学生の人生初の食レポでした~

Sustainable Development Goals

悠久会は、持続可能な開発目標(SDGs)を推進しています。